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火災保険について
2009年12月06日
投資用の不動産を購入される際にも、新築、中古に関わらず建物に対しての火災保険を掛けるのが一般的です。最近は銀行が質権設定するのに強制的にとまではいかないですが。それでもやはり加入するのが一般的です。
火災保険とは、火災が原因で建物が損傷又は損壊した場合に、その建物代金が被保険者に支払われるというのがだいたいの大まかな趣旨です。
しかし良く考えると、木造アパートならいざ知らず、鉄筋のマンションの場合、火災が起きたとしても、建物が損壊することはほぼないですね。それよりこわいのは地震ですね。
ただこの地震保険を付けると、極端に金額があがります。これがネックで、東海地方は知りませんが、関西地方ではまだあまり普及していないような気がします。
売買時の入る火災保険とは別に、「施設賠償保険」というのがあるのをご存知でしょうか??
前記の通り火災保険はほんの気休めでしかありませんが、こちらの「施設賠償保険」はより現実的な保険です。
たとえば、お持ちのマンションのタイルがはがれて、下にいた入居者にあたりけがをさせた場合など、該当する建物に起因する事故などに支払われます。
また給配管の故障等により、入居者に漏水被害をもたらした場合なんかも支払われます。(これは漏水担保特約を付けた場合)
火災保険
地震保険
施設賠償責任保険(漏水担保付)
この3点セットを契約しておけば、ほぼ不測の事態にも対応できると思います。
上記は所有者が掛けるべき保険ですが、入居者は入居者のほうで火災保険に入っています。
1、入居者自身の過失で火災を起こし、建物に損害を与えた場合に、その所有者への損害賠償
2、入居者自身の過失で漏水を起こし、下の階の入居者へ損害を与えた場合に、その入居者への損害賠償
等が支払われます。
しかし、長い期間入居している入居者などは、火災保険を更新せず未加入の可能性もありますので、注意が必要ですね!
万全を期すなら購入後入居者全員へ火災保険の加入の有無を確認する作業を行った方が賢明かもしれませんね!