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京都収益マーケット公式ブログ

1億円の損害賠償!

2010年09月27日

オーナーさんが入居者の親族へ起こした損害賠償請求事件です。

理由は、入居者さんがその借りている部屋で自殺をし、損害を被ったのでその賠償らしいです。

賃貸業者及び売買業者からお話すると、まず事故物件ということでレッテルを張られます。
賃貸の入居付けはとたんに少なくなるでしょう。また1年~2年は貸すことは難しくなります。
しかし世の中は割と広いみたいで、そういった事故物件を指定してくるお客さんいます。
もちろん安く借りれるというのがその最大の理由ですが、それ以外になにかありそうです。

売却でも心理的瑕疵ありという物件になってしまい、売価に影響します。

しかしそれにしても1億円という賠償はでたらめな賠償のような気がしますが。

残された遺族のみなさんにしてみれば、まさに踏んだり蹴ったりの話ですね。

でも毎年自殺者が3万人以上いる日本では、そういったことが身近で起こっても何ら不思議はないです。

購入した物件でそのようなことが起きてしまったりすると、これはもう大変です。
本来オーナー業というのは、そこに住んでいる入居者が幸せな人生を歩むことができるよううに、住居というステージを提供するという割と崇高な精神が必要のような気がします。
銀行返済におわれていたり、入居者からいかに高い家賃をせしめるかというような考えばかりでいると、とたんにこういった問題が起こるような気がします。

数字を追うのも大事ですが、こういったことを考えるのもまた必要ですね!