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~相続税還付の可能性について~ 月刊不動産10月号より~
2008年10月31日
相続税を納められた地主の方、一度納めた相続税は戻ってこないと思っておりませんか?そのような方にとっては朗報です。相続税の申告書を見直すと、税金が戻ってくることがあります。過去5年以内に相続税の申告と納税をされた方について、相続財産の評価や税額の計算に誤りがあった場合には、税務署長に対して、一定の手続きを行うことによって、払いすぎた相続税を返してもらえます。
それではどのような場合に還付の可能性があるのでしょうか?
◇◇そのほとんどは土地の評価の違い◇◇
から起こる相続税の計算間違いです。以下のパターンの土地を所有されている方は特に還付されるケースが多いようです。ちなみに平均還付金は約2600万円です。
1、宅地の評価単位
1筆の宅地に2画地以上の宅地として利用されている場合などに、その1筆の土地を一体評価しているとき。
2、容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地をお持ちの場合
3、セットバックを必要とする宅地をお持ちの場合
4、1画地の宅地の全部もしくは一部が都市計画道路予定地の区域にある場合
5、利用価値の著しく低下している宅地
6、高圧線下の宅地
等々です。上記のような土地を相続されて相続税を納めておられる地主さんがおられましたら、還付の可能性もあるそうです。詳しくは税理士さんにお尋ねください。
月間不動産10月号一部抜粋